なぁ

 警視庁石神井署は9日、東京都練馬区石神井町3、飲食店経営豊田昌生容疑者(73)を著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
(中略)
 豊田容疑者は1981年にスナックを開店して以降、生演奏を売りにしていた。同協会では契約を結ぶよう求めていたが、従わなかったため、今年9月、同署に刑事告訴していた。
(読売新聞)

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061109-00000105-yom-soci


 だそうです。
 珍しくニュースを取り上げてみたり。
 2001年から著作権関連の法律が改正(制定かも?)されて、それからこういう取立てが厳しくなったとか。今回の件では81年に開業したからの著作権料が遡って請求されて総額3000万円にのぼるらしいです。
 著作権は確かに重要ですけど、これはなんか・・・違いません?
 ちょっと音楽の著作権関連について見てみたんですが、非営利・無収入・無報酬でない限り、JASRAC著作権料を支払わないといけないそうで。例えば路上で歌ってる人も、缶なんかを置いておひねりを貰うのはもちろん、帽子やギターケースを"たまたま"置いていて聴いていた人がお金を落としていくってのも、著作権料を払わないといけないことになります。
 今回の飲食店なんかの場合では、JASRACの管理に依らないオリジナルの曲だけを演奏した場合も支払い対象となるそうです。オリジナル曲のみ演奏したことを証明する事はできないから、ということで。なんじゃそりゃ。
ついでに、月に演奏する回数・時間に関わらず、店の広さ(客席数)や客単価によって支払わないといけないらしいです。と、これは曲単位で支払いをすることもできるそうなのですが、遡って請求された場合それこそ何て曲がどれだけ演奏されたか証明する事は無理です。
 で、まあ著作権料を払ったら払ったで、集まったお金がどこへ行くのかが不透明だそうで。
 どこまでホントなのか分からんけど参考までに。2chからのコピペです。

大槻ケンヂが自分のエッセイに筋少時代の曲(高円寺心中。もちろん本人作詞)の歌詞を引用したんだけど
製本後いきなりジャスラックが「知的財産権は我々にある。使用料をよこせ」って言って来て
かなり頭に来たけど事を荒立てるのもアレだから素直に支払った。

その後、印税明細が来るのだが何故かジャスラックからの印税が一円も無い。
一応、ジャスラックの名目は「中間マージンとして摂取後、アーティストに一部印税を支払う」んだから
オーケンが払った使用料の何%かは還元されなきゃいけないハズなのに1円も還って来ない。
ジャスラックに「歌詞使用料が振り込まれてるはずだろ?つか、払ったのオレ自身なんだから
間違いない」と問い合わせるも「知らない」「わからない」の一点張り。
「一体これまでいくらボラれてるんだろう・・・」てライブで話してた

 音楽業界の構造として、メジャーで音楽活動をしようとしたらJASRAC著作権を管理してもらわざるを得ないそうです。だから自分の曲を歌うのにも金払わなきゃだめということで。
 飲食店なんかだと、どの曲がどれだけ使用されたかなんてもちろん分からないから、使用された曲の著作権者に収入がはいるわけではないのです。
 こんなわけわからん金の流れがあって、JASRACのトップは3000万を越える年収を得ているとか。JASRAC役員のポストは天下り先にもなっているそうで。どういうことやねん。
 

 音楽を作る人にも演奏する人にもメリットにならない、誰のための音楽で誰のための著作権料なんでしょ? 


 あと、いいわけですけど、以上の文は伝聞ばっかで不確かな内容を多分に含んでいます。いるのか分かりませんが興味をもたれた方は自分で調べてみてくださいね(コラ
 そういやうちのブログで歌詞を引用したことがありますが、収入ないのでお咎めなしですね。
 ついでに、ここではエロゲ色が強いですけど、普通にいろいろ音楽聴きますよ。