桜の樹の下には。
桜についてちょっと見てて。
梶井と言えば檸檬、檸檬と言えば京都丸善なんですが、いつのまにか閉店してて驚いた。結構前の話なんですが。
一昨日河原町を三条から蛸薬師まで下ってたら、丸善の入ってたビルにジャンカラかなんかがオープンしてて、少し悲しくなりました。
丸善によれば京都に店舗を構える気はあるらしいということなので、少しだけほっとしてみたり。
話がずれましたが、このフレーズで思い出すのは『さくらむすび』なわけで。まあこの作品自体、『桜の樹の下には』を下敷きにしてるところはかなりあると思うのですが。なんというか、死という重いものの上にある美しさというか。さくらむすびにはそんなに死は絡んでこないのですが。
散ってゆく桜の儚くも美しいその様は、どこか死生観に通じるところがありますね。